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Japanese(JP)English (United Kingdom)

慶應義塾は、人類社会を多方面で指導できる人材、とりわけ外国人留学生・卒業生を多数輩出していくことを、21世紀の歴史的任務と考え、オープンでグローバルな学塾を目指しています。

政策・メディア研究科では英語で授業を提供し、英語のみで修士学位を取得できる国際コースを2007 年から開設しています。同コースは政府間人材育成事業に協力して、インドネシア、ラオス、ミャンマなどから政府派遣留学生を受け入れ、英語による教育・研究指導を行っています。2009 年秋学期にこれらの国際人材育成事業や国際交流プログラムから15 名の留学生を新規に受け入れています。

環境デザイン&ガバナンスプログラムでは、2009 年に合計76 名(留学生8 名)、博士学生13 名(うちに中国、タイ、モンゴル、チュニジア留学生各1名)が在籍し、ヒマラヤ氷河のモニタリング、メコン流域の洪水警報、モンゴルやアフリカの砂漠化対策など、それぞれの母国が直面する緩和・適応の対策をテーマに意欲的に研究に取り組んでいます。

政策・メディア研究科は留学生を迎え入れると同時に、積極的に世界に出て交流する実績を上げています。環境デザイン&ガバナンスプログラムがリーダーシップをとって、アジアの大都市における著名な大学をネットワーク化し、「アジアメガシティ大学間セミナー」を発足させ、修士・博士課程の学生が毎年集まって研究発表を行ってきました。同ネットワークには北東アジアから東南アジアまで、ロシアのパシフィック国立大、清華大学、北京大学、同済大学、ソウル大学、漢陽大学、香港大学、フィリピン大学、国立台湾大学など、14 大学が参加しています。

地球温暖化対策に関しては、慶應義塾は環境省委託事業として、温暖化早期警戒ネットワーク構築と環境資源統合管理技術を開発し、UNEP・環境省・IGES と共同でアジア・太平洋地域のアダプテーション(適応)ネットワークの構築及び情報拠点の整備を実施してきました。この事業の一環として、これまで年間2回国際会議を慶應義塾で開催しています。学生も会議に参画させ、緩和・適応に関する概念のブレーンストーミング、現地適応サイトでの研究発表、国際交渉の学習を行い、世界最先端の研究者と交流しながら、リーダーシップの育成を図っています。

環境デザインに関しては、2001 年よりハーバード大学やマサチューセッツ工科大学との共同で設計・演習を実施し、地方と都市を横断する環境デザインワークショップを継続的に行っています。ここでは、これからの都市・地方における新しい生活環境を描きながら、個々の技術を分野横断的に取り込み、気候変動リスクに適応できる包括的な空間デザインを達成するための環境リーダーの養成を行っています。

地球温暖化に対する緩和・適応策は技術の問題である一方、複雑な社会問題でもあり、政策・ビジネス・市民活動・空間デザインなど多様な分野からアプローチしなければなりません。環境イノベータコースはこれまで分散されているさまざまな研究と教育活動を組織化し、さらに広く、深く展開できるようにします。