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環境イノベータ(EI)とは、何ですか

従来、「環境」というと政府による公益的な政策と事業、市民の善意による社会貢献のイメージが強い。それは一時的には成り立っても、持続可能な取り組みにはなりにくい面がありました。 環境イノベータはそのような固定概念を打破し、ビジネスの手法で環境問題を解決する、市場メカニズムを環境政策に導入する、環境をビジネスにする、さらに環境を企業・地域・社会の発展と自己のキャリア形成のきっかけ、あるいはプラットフォームにする人を「環境イノベータ」といいます。

環境イノベータの「環境」とはなんですか

環境イノベータの「環境」は自然環境、生態環境、居住環境、都市環境、地球環境を強く意味しています。社会環境や文化環境などもありますが、自然科学的な「環境」に付随するものと考えてみてください。慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(略称SFC)では「環境」をより広く定義しています。詳しくはSFCのWebサイトまたは関連書籍を参照して下さい。

EIコースのいちばんのセールスポイントは何ですか

EIは慶應義塾大学、そしてSFCに設置されたものです。その特色はSFCから切り離されては成り立ちません。SFCに共通する特色として、
1)学際融合。これはSFCに長くいる人にとって当たり前かもしれませんが、他大学、他研究科からみれば大きな特徴です。入ってみなければこの有効性は実感できません。生態学、経済学、政策、コンピュータなど、たくさんの分野の先生があなたのすぐ近くにいます。
2)プロジェクトベースの学習体制 学生はプロジェクト科目を複数履修して、複数の教員から研究指導を受けることができます。これは1)とも関連しますが、SFCでは学際融合が制度になっています。またメインとするプロジェクト科目を決め、1つの事柄を深く研究することもできます。
3)ICTの活用 SFCは情報先端キャンパスとして知られています。最近、どこの大学も同様のネット環境が導入されSFCの特色は薄れているといわれますが、SFCのe科目、Web会議システムによる研究会など、他大学より常に一歩進んでいます。学生は対面/遠隔の方法で授業と研究ゼミに参加できます。頑張れば、働きながらも単位を取得できます。

EIコースの特色は何ですか

EIの教育、研究指導、運営はSFCに共通の仕組みによります。『EIコースのいちばんのセールスポイントは何ですか』で挙げたSFC全般の特色はすべてEIに生かされています。これらに加え、
1)EIは全国ではじめてで世界にも数少ない、気候変動の緩和・適応対策に関する教育と研究を大学院プログラムにしています。CO2削減、低炭素社会といった緩和に関する教育と研究は多くありますが、気候変動に適応する方法を一緒に考える大学院プログラムはまだありません。緩和、適応の観点では、従来通りの環境保全、環境対策では成り立ちません。イノベーティブな方法を研究し、実践すること。これがEIの理念です。
2)EIでは気候変動の緩和・適応の実践に、地理情報、リモートセンシング、モバイルなどの最先端ICT技術を応用しようとしています。ICTはSFCの強みでもあり、EIの担当教員にこの分野を研究している先生が多くいます。異常気象のモニタリング、災害防止、被害軽減など、さまざまな分野でICTが不可欠です。また、気候変動リスクに対して、社会全般にわたってICTの導入とスマート化が必要です。こうしたシステムを作ったり、効果を検証したり、普及政策を立案することもICT研究の重要なテーマです。
3)アカデミックとプロフェショナル育成の強化 従来から政策・メディア研究科はプロジェクトベースの教育(PBL)を進めていますが、EIではさらにフィールドワークやインターンシップ、実験科目を加えました。実践を通して環境の原理を学習しつつ、社会応用の最先端にも触れる機会が用意されています。

EIではどんなスキルを学べますか

EIは複数の分野を包括しているので、学べるスキルは1つではありません。学生はそれぞれが目指すキャリアをイメージして、学習する分野を決め、積極的にスキルを身に付けて下さい。例えば、建築デザイン・都市デザインから環境を創っていきたいならば、建築系のスキルを学ぶ必要があります。新しいカリキュラムはこの分野をさらに充実させました。環境政策・計画分野なら、GISやリモートセンシング、統計によるデータ分析、さらにフィールドワークも必須です。環境ビジネスでは低炭素プロジェクトのデザイン、社会起業では社会イノベーションの方法でビジネスモデルを企画するスキルなど、それぞれ具体的に学ぶことができます。

EIでサーティフィケートを取得するとどんなメリットがありますか

サーティフィケートはコース指定の授業科目を履修し、所定の単位数を満たした学生に発行する証明書です。広い分野を網羅するSFCでは、学生のアイデンティティを示す重要な資料になります。国際機関や海外大学にではこうした証明を重視しています。特定の研究科、特定の大学出身でないと採用しませんということがしばしばあります。その時に学位証書だけでなくサーティフィケートによって、その専門性が認められることがあります。EIは未来志向なので不確実な面があります。しかし、同じことを学んでいる学生、学んだ学生とのネットワークにもサーティフィケートが役立つでしょう。

サーティフィケートはいつ得られますか

サーティフィケート取得には、政策・メディア研究科の学位取得条件を満たす必要があります。サーティフィケート授与は学位取得、つまり修了時となります。就職活動にサーティフィケートを利用したいという希望もあるかもしれませんが、コースに在籍し、取得見込みであると答えてください。

修了後の進路にはどんな就職先が想定されますか

社会は急激に変わっています。従来通りのことを学んでも就職先はなくなる一方です。EIの学生は未来社会の事柄を研究し、環境変化の適応を考えています。優秀な学生ならば、政府機関、シンクタンク、民間企業、NPO、建築設計事務所、環境コンサルタント、経営コンサルタントなど、就職先は多くあるでしょう。自らイノベーティブな発想と行動力を持つことが大切です。

EIプログラムとEIコースの違いはなんですか。

EIプログラムは科学技術戦略推進費「戦略的環境リーダー育成拠点形成」事業に採択された慶應義塾大学の人材育成プログラムの総称です。この人材育成事業の中で、政策・メディア研究科にプロフェッショナル育成のために立ち上げたコースが、EIコースです。この2つは名称こそ異なりますが、意味するものはイコールだと思って下さい。

SFCの「プログラム」とはなんですか

政策・メディア研究科は大きい組織です。学際融合を特色としていますが、研究分野ごとにグループ化したものがプログラムです。このプログラムは教員と学生の緩やかな集合体です。現在、政策・メディア研究科には8つのプログラムがあります。これらのプログラムはそれぞれの分野を深く研究するとともに、他のプログラムとも連携し、機動的に研究課題に対応しています。

EIは既存のプログラム(たとえばEG)とどんな関係になっていますか

EIは政策・メディア研究科既設のプログラム、EG(環境デザイン・ガバナンス)を中心に構成されていますが、HC(ヒューマンセキュリティとコミュニケーション)、PS(政策形成とソーシャルイノベーション)、ICT(ICT先端融合研究コース)の教員も参加しております。それらのプログラムの講義も履修できます。
入学希望者は出願時に、研究計画に最も適するプログラムを選び、出願票の希望コースをチェックします。EI希望の場合、EIのボックスをチェックしてください。

EIを履修すると、どんなメリットがありますか

EIを履修する最大のメリットは、環境とこれからの社会発展に対して、新しい考えを学べることです。ほとんどの授業は政策・メディア研究科、特にEG関係の既設科目の内容を改定して実施しています。このほか「環境測定演習」と「地域創造演習」2科目を新規開講します。また、インターンシップとフィールドワークを必修にしています。これらを通して、環境に関する基礎知識を習得し、社会実践に参加するチャンスが得られます。
EIプログラムは文部科学省の助成事業を受けています。EIを履修登録した学生は、申請して認められれば、助成事業の中からアジア・アフリカ地域へのフィールドワークや国際学会での発表のために支援を受けることができます。

EIを履修することで、デメリットはありますか

EIではサーティフィケート取得のために34単位を条件としています。政策・メディア研究科の修了条件より4単位多く取得します。多い分の4単位はインターンシップとフィールドワークです。

どんな学生を希望していますか

EIの履修者は狭い範囲の環境問題を扱う必要はありません。環境政策、環境デザイン、環境ビジネス、環境的社会起業、地域開発などの様々な学生の履修を歓迎します。とはいえ、地球環境、気候変動、都市、農村、地域、開発、防災、低炭素社会、生態学、エコシステム、緩和、適応、環境ビジネス、環境経営、環境教育、環境政策、持続可能な発展、環境設計、建築デザイン、GIS、リモートセンシング、都市計画、環境計画、途上国の発展、環境保全、資源利用、リサイクル、エネルギー、グリーンイノベーションなど、これら関連キーワードに対してまったく興味を抱かない方には不向きかもしれません。用語集にはもっと多くのキーワードを挙げています。

私は環境問題を研究していませんが、EIを履修することができますか

地球環境、気候変動は環境科学者だけの分野ではありません。グリーンで公正な社会を創造するためには、社会科学と自然科学、政策とデザイン、分析評価とビジネス実践など様々な視点と方法があり、アプローチ方法も多様です。

入学試験はどのように行いますか。

EIは政策・メディア研究科に設置されたコースの1つです。政策・メディア研究科の入試制度が適用され、入学試験に合格した後、別途、履修者を決めるための選抜を行います。政策・メディア研究科の入学試験の詳細については、次のウェブサイトをご参照ください。
http://www.sfc.keio.ac.jp/admissions/graduate/index.html

出願時期や入学時期を選ぶことはできますか

政策・メディア研究科では年に2回、入学者の募集を行っています。Ⅰ期入試は、当該年度の9月入学者および翌年度の4月入学者が対象です。Ⅱ期入試は翌年度の4月入学者および9月入学者を対象としています。自身の都合に合わせて出願時期および入学時期を選択することが可能です。

EIコースの履修者選抜の受験資格はどのようになっていますか

政策・メディア研究科の入学試験に合格者した方のうち、出願時に環境イノベータコースの履修を希望していた方が履修者選抜の対象になります。

英語があまり得意ではありません、大丈夫でしょうか

政策・メディア研究科の入学試験は、日本語または英語で受験可能です。
EIは原則英語で行いますが、英語があまり得意でない学生にも十分に配慮しています。教材は日本語と英語の両方を用意し、課題もどちらの言語で書いてもかまいません。日本人学生と留学生が一緒に勉強することを重要視しています。

出願時の研究計画はどの様に書いたら良いですか

研究計画書とは、これまでの学習・研究テーマ、学習・研究実績、本学において取り組む予定の研究テーマ、目的、方法、意義や特徴などを述べた研究計画、期待される成果、必要な研究施設などについて具体的かつ簡潔に説明したものです。研究計画書の書式見本については、以下を参照してください。ただし、必ずしもこの書式通りに作成する必要はありません。
書式見本1 http://ao.sfc.keio.ac.jp/ResearchPlan-form1.pdf
書式見本2 http://ao.sfc.keio.ac.jp/ResearchPlan-form2.pdf

お勧めの研究課題はありますか

EIでは以下の研究テーマを提案しています。
1)低炭素社会づくりのビジネスモデルのデザインとその実践方法の研究、
2)アジア・アフリカにおける気候変動の緩和・適応の計画と政策の研究、
3)気候変動による災害を観測、評価、予測、警報するシステムの研究開発、
4)グリーンかつ公正な社会のための起業提案とプロジェクト実行力の養成
5)気候変動に抵抗力のある建築、都市、農山村の設計、再生・活用の研究
EIの研究課題はこれだけではありません。あなたの自由な発想で提案してください。

海外を対象に研究しなければなりませんか

EIはアジア・アフリカの気候変動を研究しています。アジアの中には日本も当然含まれています。日本人学生による日本国内の研究、海外の研究、留学生による日本国内の研究、海外の研究、どちらも歓迎します。

出願前に教員とコンタクトをすることはできますか

研究計画等について、政策・メディア研究科委員と出願前に連絡を取っていただいてかまいません。問題意識を明確にした上で、下記Webサイトの教員コンタクトフォームに必要項目を入力し、最も適当と思われる教員宛に送信してください。
政策・メディア研究科 教員コンタクトフォーム

働きながら学ぶことはできますか

e科目の提供、Web会議による研究ゼミの実施など、社会人の学習環境を提供しています。学籍上、一般学生と社会人学生との区別はありません。同じ分量の課題が与えられます。働きながら単位を取るのは苦労するでしょうが、達成感は大きいでしょう。

日本人学生にも奨学金がありますか

あります。詳しくは学生生活担当にお問い合わせください。入学時のガイダンスでも説明します。

留学生向けにはどんな奨学金がありますか

現在、利用できる奨学金の一覧は別紙をご覧下さい。申請時期は奨学金によって異なります。
日本への渡航前に申請できる奨学金は、文部科学省国費奨学金以外は、政策・メディア研究科への入学資格を得ている必要があります。入学後に申請できる奨学金は多数あります。詳しくは国際センターの奨学金情報を参照ください。

大学の宿舎や学生寮はありますか

慶應義塾大学には日吉周辺や都内に学生寮がありますが、SFCからはやや離れています。

どこに住むのがよいでしょうか

多くの学生は最寄りの湘南台駅、または小田急線、横浜市営地下鉄、相鉄線沿線にアパートを探しています。

end faq

 

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